振り返ると平成30(2018)年6月に発生した大阪府北部地震に端を発します。
瓦のずれ、躯体のねじれなど、課題は日に日に大きくなり、ご門徒の方々との協議へてこの夏より修復事業が進められました。そしてこの度、多くの皆さまのお支えによって、落成慶讃法要を迎えることができました。
三番定専坊の歴史、その歴史の象徴と言えるのが石山本願寺の梵鐘です。

明治二十四年に発行された『三番定専坊 石山法器彙集』楠覚証/編
この事業を協議するにあたり、皆さまが前向きに「次の世代にお寺を繋いでいかなあかん」と、ご協力を惜しむことなくこの日を迎えることができました。

鐘の音は変わることはないのでしょうが、修復事業という新たな歴史と多くの想いが加わることで、また違った音にきこえてくる今日この頃です。
本事業に携わってくださった全ての方々に感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。
横玉山定専坊
第十八世住職 山本 裕円