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新年のご挨拶

皆さま新年明けましておめでとうございます。
旧年中はお世話になりありがとうございました。

当山における令和4年は、本堂大屋根の大修復や住職の交代など嬉しい出来事がありました。
また、北京で開催された冬季オリンピックや年末のサッカーワールドカップなど、多くの人を魅了する熱気に酔いしれることもできました。
一方で日本社会や世界情勢に目を向けますと、歴史に残る大きなニュースが多かったように振り返ります。

やはり喜怒哀楽と変化のなかで時代は進むのだと感じます。

現代における寺院の役割は何なのか。ふとそんなこと考えます。

檀家制度は維持することすら難しい時代です。
ご自宅にお仏壇がないご家庭が増えています。
居住地の選択が多様化し核家族化は顕著になりました。

一つ言えることは、寺院は地域や皆さまの負担であってはならないと言うことです。

先日嬉しい出来事がありました。
当山では1月1日の9時から修正会(元旦のお勤め)を行うのですが、その場に来てくださった方がふと「ここに来ると心がほっとする」と静かに合掌なさっているのです。

「はっ!」としました。ここに答えが凝縮されているではありませんか。

これからも「あって良かった」と感じていただけるお寺でありたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。合掌

横玉山 定専坊
住職 山本裕円