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『定専坊鐘楼堂修復事業』vol.4 ~『石山本願寺梵鐘』信長との石山合戦から今に至るまで①~

定専坊のシンボルとの言える『石山本願寺梵鐘』。その歴史は安土・桃山時代にまでさかのぼります。天文2(1533)年に現在の大阪城の地に石山本願寺が建立され、大阪商業の中心地として繁栄を極めました。しかし時の権力者織田信長によって石山合戦[元亀元(1570)年~天正8(1580)年]が起こります。信長による幾度にも渡る奇襲に対し、石山本願寺は梵鐘を激しく鳴らして寺内町民にそれを知らせました。このエピソードは「はやづきのかね」として今に伝えられています。

(つづく)